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大学進学

高認から大学受験する方法

最終更新 2026-08-26

高認に合格すれば、あとは高校生と同じ土俵です。手続き上の違いは、調査書の代わりに合格証明書を出すことくらいです。

このページの要点

  • 出願には高認の合格証明書(または合格見込成績証明書)が必要
  • 11月試験の合格見込みでも、多くの大学で当年度の出願ができる
  • 予備校・通信教育は高認生向けコースを持つところがある

出願の流れ

高認に全科目合格すれば、大学の出願条件は高校生とほぼ同じです。違うのは、高校生が学校から出してもらう「調査書」の代わりに、高認の「合格証明書」(または合格成績証明書)を提出することです。

合格証明書は文部科学省に申請して発行してもらいます。申請してから届くまで日数がかかるので、出願の1か月以上前には手配しておきます。大学によっては合格成績証明書(科目ごとの評価が載ったもの)を求めることもあるので、募集要項で「高認合格者が提出する書類」の欄を確認してください。

あとは高校生と同じです。志望校の募集要項を取り寄せ、期限内にインターネット出願し、検定料を払い、書類を送る。共通テストを使う大学なら、共通テストの出願も別途必要です。

大学入学共通テストの出願

国公立大学や、共通テスト利用入試を行う私立大学を受けるなら、共通テストへの出願が要ります。共通テストは令和8年度実施分からWeb出願に変わり、志願者全員が個人で共通テスト出願サイトから手続きします。高校生も個人で出願するので、高認組だけが特別というわけではなくなりました。

流れは、まず出願サイトにマイページを作り(例年7月から)、出願期間(例年9月中旬〜10月初旬)に志願者情報・顔写真・受験教科を登録して検定料を払います。受験票は12月にマイページから自分で取得して印刷します。郵送での出願はできません。

共通テストの出願時に、高認の合格証書や合格証明書を提出する必要はありません。卒業証明書などの出願資格を証明する書類は、共通テストでは提出不要と大学入試センターが明記しています。Web出願時に、自分が該当する出願資格を選んで登録するだけです。ただし、虚偽の資格を登録すると不正行為になるので、出願資格に該当していることは受験案内で確認しておきます。

11月の高認で合格見込みの場合

年内の11月試験で残りの科目を受ける人は、共通テストの出願時点ではまだ合格していません。この場合、共通テストには「第2回高卒認定試験の出願者」という出願資格で出願できます。書類の提出は不要で、Web出願時にその資格を登録します。

注意点は、11月の高認で落とした科目があった場合です。共通テスト自体は受験できますが、各大学への出願には別の出願資格(高認の全科目合格など)が必要になります。つまり、共通テストの出願資格と、大学への出願資格は別です。

大学そのものへの出願では、高認の合格証明書や合格成績証明書、あるいは合格見込みの人向けの「合格見込成績証明書」(すでに一部科目に合格していて残りを受験する人が対象。文部科学省に申請)を求められることがあります。合格見込みでの出願を認めているかどうかは大学ごとに違うので、志望校の募集要項を確認し、決まっているなら早めに入試課へ問い合わせておくと確実です。

いずれにしても、大学入学までに高認の合格が確定していなければ入学はできません。11月試験の結果は12月に出るので、8月の試験で揃えておくと、この心配がなくなります。

勉強の進め方

高認の範囲は高校1〜2年の教科書レベル、大学入試は高校3年間の範囲を含みます。高認に受かった時点で、大学受験の勉強はまだ途中だと考えておいたほうが安全です。

特に差が出るのは英語と数学です。高認は基準点を超えればいいので広く浅くで済みますが、入試は配点と競争があります。高認合格後は、志望校の過去問を早めに一度解いて、今の位置を確かめてから計画を立てるのが現実的です。

もう一つ、高認組が不利になりやすいのは「情報」です。高校生には進路指導室があり、模試の案内や出願の締切が自動的に入ってきます。高認組にはそれがありません。模試は個人で申し込めるので、年に何回か受けて、自分の学力と締切の感覚を外から補ってください。

予備校・教材の選び方

予備校や通信教育には、高認生向けのコースを設けているところがあります。高認対策と大学受験対策を続けて受けられるので、独学が不安な人には向いています。一方で費用はかかるので、まず市販の参考書と映像授業で進めて、必要な科目だけ講座を取る、という組み合わせでも十分です。

選ぶときの基準は、教材の質より「続けられる仕組みがあるか」です。不登校を経験した人は、集団の中で毎日通う形が合わなかったことが多いので、オンラインで自分のペースで進められて、質問できる相手がいる形が合うことが多いです。

入試方式ごとの向き不向きや、不登校歴が出願に影響するかどうかは不登校から大学に行ける?に書いています。難関大学を目指す場合は高認で早稲田・慶應・国公立を受験できる?も参考にしてください。

出願書類や共通テストの日程は年度ごとに変わります。必ず志望校の募集要項と大学入試センターの案内で確認してください。

参考・公式情報

記載内容は2026年8月時点の公開情報にもとづきます。