不登校のその後
学校の外から、その先の人生を考える。
高校・進路

通信制高校の資料請求前チェックリスト

最終更新

資料請求は無料ですが、請求したあとに営業の連絡が来る学校もあります。何を知りたいかを先に決めておくと、資料に振り回されずに済みます。

このページの要点

  • 請求前に決める:通える登校頻度、通学圏、予算の上限、本人が資料を見られる状態か
  • 資料で見る:登校日数の選択肢、スクーリング会場、年間総額(授業料以外を含む)、卒業率、進路の内訳
  • 質問する:転入時期と単位の引き継ぎ、途中でコース変更できるか、サポート校との関係

請求する前に決めておくこと

資料請求は無料で、一括請求サイトを使えば数校分がまとめて届きます。ただ、届いた資料はどれも魅力的に作られていて、比べる軸がないと決められません。請求の前に、家庭の中で次の4つを決めておいてください。

  • 通える登校頻度。今の状態で無理なく続くのは、年数日か、週1日か、週3日か。多めに見積もらない(『通信制高校の選び方で失敗しやすいポイント』)
  • 通学圏。スクーリングに通える距離と時間。宿泊型の集中スクーリングでも大丈夫か
  • 予算の上限。授業料以外の費用とサポート校の学費を含めた年間総額で(『通信制高校の学費、実際いくらかかる?』)
  • 本人が資料を見られる状態か。見られないなら、親が先に絞ってから本人に見せる

資料が届いたら見る項目

同じ項目で表を作って、学校ごとに埋めてください。空欄になる項目は、その学校に質問する項目です。

項目見るポイント
高卒資格を出す学校資料の主体が高校か、サポート校か
登校日数の選択肢年数日型/週1〜5日型/オンライン型のどれがあるか。途中で変更できるか
スクーリング会場、回数、日程、宿泊の有無
年間総額入学金、施設費、授業料(単位数×単価)、教材費、スクーリング費、コース費、サポート校費
就学支援金の扱い申請の流れ、先払いか相殺か
卒業率入学者に対する卒業者の割合。書いていなければ質問
進路の内訳大学・専門学校・就職・未定の割合。合格者数だけの表記に注意
転入・編入受け入れ時期、単位の引き継ぎ
相談体制担任制か、カウンセラーの有無、保護者との連絡頻度

学校に質問すること

  • 転入する場合、今の学校の単位はどこまで引き継げるか。いつ入れるか
  • 登校日数やコースは、入学後に変えられるか。費用はどうなるか
  • サポート校を併用しない場合、レポートの支援はどこまで受けられるか
  • 卒業生は、卒業後どんな進路に進んでいるか(割合で)
  • 途中で通えなくなったとき、どんな対応をしているか

この最後の質問への答え方で、学校の姿勢がかなり分かります。「そうならないように頑張りましょう」で終わる学校より、具体的な対応を話せる学校のほうが、不登校経験者には向いています。

請求後の連絡と、判断を急がないコツ

資料請求すると、学校から電話やメールが来ることがあります。熱心な学校ほど連絡が多い。それ自体は悪いことではありませんが、連絡の多さと学校の良さは別です。「検討中なので、こちらから連絡します」と伝えて構いません。

そして、資料だけで決めないでください。候補を2〜3校に絞ったら、見学か個別相談を入れる。本人が行けなければ親だけでも。紙の情報と実際の空気は、通信制高校ほど違うものはありません。

辞める前に確認しておくことは『高校を辞める前に確認しておく3つのこと(単位・時期・転学)』、通信制高校とサポート校の違いは『通信制高校とサポート校の違い』にまとめています。